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文・写真 ○ ユニット・コンパス
誕生30周年を機に、CR-Vが日本に帰ってきた! 新型CR-Vは、アコードに次ぐホンダの準フラッグシップであり、SUVラインナップの頂点として、圧倒的な能力を携えて凱旋。今回は、公開された情報をもとに、新型モデルの魅力と注目ポイントをご紹介します。
世界で最も売れているホンダ車
初代CR-Vは1995年に誕生。2代目クリエイティブムーバーとして、アーバンSUVというジャンルを切り拓きました。使い勝手の良さ、扱いやすさを追求し、進化を続け、6世代目までに世界累計1500万台以上を販売。今や、ホンダの販売台数No.1を誇るクルマへと成長しました。
グローバルデビューは6代目となる2022年、2024年には水素自動車のe:FCEVが日本市場に導入されました。ホンダのSUVラインナップにはすでに「WR-V」「VEZEL」「ZR-V」がありますが、ホンダ全体のラインナップを考えると、ハイエンドモデルが少し寂しいという側面もありました。新型CR-Vは、オデッセイなどのハイエンドミニバンユーザーの受け皿としても期待されています。
そこで、日本市場向け新型モデルの導入にあたり、「Impressive CR-V」をグランドコンセプトとし、アコードに並ぶハイエンドモデルとして期待に応えられる上質なクルマとして企画されました。
デザインテーマは「機能美」と「色気」の融合
エクステリアデザインのコンセプトは「BOLD & SOPHISTICATED」。骨格の良さを際立たせるスポーティなプロポーションが特徴です。
水平基調のベルトラインと、Aピラーを後退させたロングノーズシルエットは、まさに「大人のSUV」。開発担当者である佐藤氏によると、このデザインの素晴らしい点は、カッコよさだけでなく、居住性や荷室スペースを犠牲にしていない点だといいます。
グレード展開は「RS」に絞り込み。「RS」はFFモデルの「RS」と、4WDにブラック加飾を施した「RS Black Edition」というラインナップです。
なぜ「RS」に絞り込んだのか? 佐藤氏に尋ねると、「他のアジア地域にはベースグレードがありますが、日本市場には『一番良いもの』を持ってきたかった」とのこと。新型CR-Vは、すでに販売されている世界各国で高い走行性能に定評がありますが、日本の目の肥えたユーザーには、よりスポーティな味付けのRSがふさわしいと判断したそうです。
さらに、「キャニオンリバーブルーメタリック」や「スレートグレーパール」といった新ボディカラーを設定し、上質なルックを演出しています。
パッケージング:ミニバン卒業組も納得のサイズ感
空間設計で特筆すべきは、クラストップレベルの荷室容量と、後席の広さ。5人乗車時でも586Lを確保。9.5インチのゴルフバッグ4個、29インチのスーツケース3個を飲み込む大容量です。フロア高を低く設定し、荷物の積み込みやすさにも配慮しています。
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実車を見て驚いたのは、後席の居住性。先代モデルからフットレッグをさらに拡大し、なんと190mmものスライド量を確保。さらに、バックレストは8段階のリクライニング機構を備えています。ロングドライブなどのシーンで快適に過ごせるのはもちろん、移動中に少しリラックスしたい時にも重宝するでしょう。
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走行性能:CR-V史上最高の走り、4WD
今回の取材では、走行性能を試すことはできませんでしたが、開発エンジニアの方々は、新型CR-Vの走りの良さに自信を持っている様子でした。街中を走るだけでも感じられる、気持ちの良い乗り心地と、キビキビとした状況の両立を実現できたと胸を張っていました。
パワートレインは、2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと、2つのモーターを内蔵した電動CVTの組み合わせで、アクセル操作とエンジンの回転がシンクロし、爽快でダイレクトな加速フィーリングを実現。CVTにロックアップLow機構を追加することで、緩加速や登坂時などのシーンで燃費性能を向上できたといいます。実は、このシステムは北米市場などでのトラクション需要に応えるために開発されたものですが、結果的に、市街地走行でのエンジンの有効活用にも繋がっています。
「メカ4WD」の最終完成形
4WDシステムへのこだわりも見逃せません。新型CR-Vは、プロペラシャフトを用いた機械式(リアルタイムAWD)システムを採用。「今どき機械式4WD?」と思うかもしれませんが、開発者によると、これは「機械式4WDの完成形に近い」システムとのこと。駆動配分の緻密な制御と、後輪へのトルクを積極的に増やすことで、雪道などの悪路での走行性能はもちろん、舗装路でのコーナリングトラクションも向上。「曲がる四駆」として制御されています。
さらに、今回は待望の「SNOWモード」も追加されました。雪国ユーザーにとっては、CR-Vのタフな走行性能と、信頼性の高い電子制御が組み合わさり、鬼に金棒といえるでしょう。
インテリア&装備:上質さと革新性の融合
インテリアは、水平基調でノイズレスなデザインを採用し、直感的な操作性と広い視界を確保。
「RS」ならではの演出として、ブラックを基調としたスポーティな内装色と、上質な素材が贅沢に使用されています。
先進装備も抜かりなし。
コネクテッド機能として「Google built-in」を搭載。GoogleマップやGoogleアシスタントを車載システムとして統合し、スマートフォン感覚でシームレスに利用できます。
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さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING 360」を採用。フロントカメラのワイド化とコーナーレーダーの追加により、交差点での正面衝突回避や、レーンチェンジアシストなど、全方位の安全をサポートします。
その他にも、「BOSEプレミアムサウンドシステム」、全席LED照明、節水と良好な視界を両立するスマートクリアワイパー機能など、細部にまでこだわったおもてなし機能が満載です。
2つの装いを纏う純正アクセサリー
ホンダアクセスによる純正オプションも用意。「Urban Premium」は、RSの洗練されたスタイルをブラックアクセントで強調。「Tough Premium」は、RS Black EditionのSUVらしいギア感を高めるスタイリングです。その他、人気のブラックエンブレムやパターンプロジェクターなど、ユーザーの心をくすぐるアイテムが盛りだくさんです。
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まとめ:死角なし。これが「究極のオールラウンダー」
新型CR-Vは、「SUVだから」という言い訳をすべて排除し、走り、居住性、使い勝手を高いレベルで両立したモデルです。日本での発売は2026年2月。先行予約は2025年12月より開始予定です。実車を見れば、きっと「感動」というグランドコンセプトの意味がわかるはずです。

